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生産目標1億円をめざして | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Dec 12, 2023 4:36:00 AM

JAグリーン長野花き部会は12月7日、長野市篠ノ井のグリーンパレスで「フラワーセミナー」を開いた。部会員40人が出席し、2023年度の生産販売状況、24年度の生産振興に向けた課題・対策、振興計画などを共有し、生産意欲を高めた。
会議では、11月末途中時点で116万本(前年対比96%)、9,000万円余(前年対比101%)であることを確認。振興品目のうち「シャクヤク」は凍霜害による花芽の枯死や曲がりなどが発生したものの、定植園地の拡大など積極的な生産振興により出荷量・販売金額ともに前年比増となったことを共有。他品目においては温暖な気候による前進出荷、異常高温による開花抑制など天候に左右される厳しい環境が続き、出荷本数の微減もあったが、流通量の減少などもあり単価は向上。今後さらなる生産振興により出荷量の維持拡大を目指していくとともに、現在出荷が続く「ユーカリ」や「ユーフォルビアフルゲンス」の勢力出荷により、生産販売目標1億円を達成・近づけていく考えだ。
青木和正部会長は「本当に厳しい生産環境だったが、グリーン長野の生産者の花きが県の大会でトップの成績を治めるなど、管内の栽培技術の高さが証明できた。これからも1本でも多くの出荷に取り組んでいこう」と呼びかけた。
会議を前に9月に行ったJAグリーン長野のフラワーショーの審査講評および表彰を行った。最上位の長野市長賞に輝いた曽川とし子さんは、受賞者を代表し「トルコ栽培は毎回毎回問題発生でストレスの連続で大変な思いをしているが、きれいに咲いた花を見ると“また頑張ろう”という気持ちになる。この賞を励みにさらに努力を続けていきたい」と謝辞を述べた。