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地域で販売の機会を作り出す 活動が広がり朝市開催 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Sep 28, 2023 5:16:00 AM

JAみなみ信州女性部山本支部は18日、地域の農家など有志で構成するグループと協力して同JA山本支所に隣接する駐車場で農産物の朝市を開いた。8月に行った軽トラ市に続く開催で、駐車場にずらりと並んだ車には各農家が作った秋の彼岸を前に切花や果物、野菜などの農産物が並べられ、それぞれに特色ある商品を前に買い物客と会話で盛り上がる姿も見られた。同支部では同支所に隣接する直売所の閉店に伴い販売の機会がなくなってしまった生産者の声を受け、8月にJAと協力して軽トラ市を開催した。今後同支部も協力しながら、地域のグループで農産物の販売機会を検討していく。「yamamoto_marche(南信州。山本産直朝市)」のアカウント名でインスタグラムも開設しておりイベントの宣伝や様子も掲載してPRしている。
イベントは朝7時から9時まで行い、生産者の自家用車が12台並び荷台などを利用して農産物を販売した。地元産の切花や野菜を並べ、旬の梨は試食を提供しながら買い物客との交流を楽しんだ。近所の住民や通りかかった県外からの客も立ち寄るなどにぎわった。近所に住む80代の女性は「店舗がなくなって買い物に困っているのでありがたい。綺麗な花がお値打ちに買えてうれしい。これからも定期的に開催してもらいたい」と笑顔で話し切花と果物を購入した。
新グループ代表の小池厚子さん(72)は「生産者としても販売の機会があると目標ができて張り合いがでる。協力いただける皆さんと一緒に地域を盛り上げる活動ができたらうれしい。今後が楽しみ」と話した。