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地域の文化と食材を知って 女性部が児童とおはぎ作り | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Sep 21, 2023 4:50:00 AM

JAみなみ信州女性部阿智支部は14日、下伊那郡阿智村の阿智第一小学校の料理クラブで調理の講師を務めた。昨年から同クラブでの講師を務めており、今年は4回の授業を担当している。季節の食材を使った郷土料理づくりを通して児童との交流を楽しみながら地域の文化を伝えている。3回目の今回は同支部役員とエプロンサポーターら6人が同校4~6年生9人を指導し、秋の彼岸を前に「おはぎ」を作った。
同支部の原知冨美支部長が春はぼたんの花が咲くことから“ぼたもち”、秋ははぎの花が咲くことから“おはぎ”と季節によって呼び方がちがうことや、彼岸にはおはぎをお供えし先祖を供養することなども伝え、おはぎ作りの手順を説明した。児童らは教わった通りうるち米ともち米を混ぜて炊いたごはんをすり鉢ですりつぶし丸め、きなこ・ごま・あんこの3色のおはぎを完成させた。
同クラブ長の増田莉奈さん(11)は「お盆におはぎを家族で作るので親しみがあったが、今日はいろいろな味のおはぎをみんなで楽しく協力して作れた。女性部の皆さんとも仲良くなれてうれしい」と振り返った。
原支部長は「季節の食材を楽しく調理しながら地域の文化も知ってもらいたい。年間を通して皆さんと一緒に料理をしてきたのであと1回で終わってしまうのがさみしいが、最後まで楽しく交流したい」と話した。
最終回は同村内特産の伝統野菜「清内路カボチャ」を使った調理を予定している。