JAながのでは、人気の「シャインマスカット」と注目の品種「クイーンルージュ®」(長果G11)の出荷が始まった。これで8月下旬より出荷が始まっている「ナガノパープル」と合わせた“ぶどう三姉妹”が出揃った。
9月10日、須坂市日滝の須坂共撰所では露地物のシャインマスカットとクイーンルージュが初出荷となり、生産らによって持ち込まれた。初日の同日はシャインマスカット550ケース(1ケース=5キロ)、クイーンルージュ300ケースが出荷された。
検査員が出荷規格に沿った色合い、品質、房形を丁寧に確認し選果が行われた。今年はブドウ栽培に適した気候で、水分が適度にあり粒が大きく成長し、梅雨明け後は高温ではあったものの日照量も多く甘みが増して、出来栄えは良好。関東や関西方面などに出荷し、10月上旬まで続く予定。
須高ブドウ部会長の西澤敏幸さん(66)は「今年はクイーンルージュ®独特の赤みが綺麗について、甘みも十分で高品質なブドウになった。シャインマスカットも粒の大きさが良好で上出来。自慢のブドウを全国の皆様に味わっていただきたい」と自信をみせた。
また、営農指導員は「お子様から大人まで幅広い世代の方に楽しんでいただけるブドウになった。旬の味を堪能してもらいたい」と力強く話した。
JA全体ではシャインマスカット50万ケース、クイーンルージュ2万ケースの出荷を見込み、管内の重点振興品目として販売強化に努めて行く。