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2023年産「コシヒカリ」初検査 粒揃いで全量1等評価 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Sep 7, 2023 6:42:00 AM

JAあづみは7日、安曇野市穂高のJA北部低温農業倉庫で2023年産「コシヒカリ」の初検査を行った。この日までに集荷した「コシヒカリ」336袋(1袋=30キロ)をJAの検査員が検査し、全量を最高級の一等米と判定した。
JA営農経済事業部米穀課によると6月下旬~8月上旬の好天で生育が7日ほど進み、作柄は良好で順調な仕上がり。
JA管内では1万2300トンの集荷を目指している。検査は10月中旬頃まで続き、主力の「コシヒカリ」は9月中旬から収穫のピークを迎え、10月上旬まで続く。
検査に先立ち千國茂組合長は「記録的な猛暑に加え9月の残暑で稲作にとっては大変酷な環境だったが、品質の高さを追及している。検査員には公平無私な立場で検査にあたっていただきたい」と激励した。
営農経済事業部米穀課で指導的検査員の勝野美孝課長代理ら2人の検査員が、米袋から穀刺しで玄米を抜き出し、黒い皿の上で胴割れや乳白の有無、カメムシの斑点米がないかなどを調べ、水分量も専門の検査器で計測した。米の形が整っているかを示す「整粒歩合」は平均78%と、1等米の基準である70%をクリアし、検査員は次々と米袋に「1等」を示す印を押していった。
勝野検査員は「稀に見る高温により、胴割れ米などが心配されたものの粒ぞろい良い、良質な新米だった」と講評した。
23年産米は県内市場を中心に全国各地へ出荷される。23日から2日間、同JA大型農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」で「新米まつり」を開催し、安曇野産米をいち早く販売する予定だ。