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「信州の伝統野菜」牧大根播種 11月中旬収穫予定 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Sep 6, 2023 6:22:00 AM

県の「信州の伝統野菜」に認定されている「牧大根」(信州地大根)の普及に取り組むJAあづみ女性部西穂高支部の牧大根プロジェクト(=降籏房子代表)は4日、安曇野市穂高牧の畑で「牧大根」の種まきをした。
同支部は、明治時代から地域で親しまれてきた「牧大根」を次世代に伝えようと2006年、プロジェクトを発足。18年目の取り組みとなる。
ここ数年、播種期の降雨により畑の土が流される被害を受けている事から、畑の淵に排水用の溝を作り被害に備えてこの日を迎えた。
メンバーや地区理事、JA職員ら16人が、手押式播種機「ごんべえ」を使い、地元農家から借りた畑23アールに種をまいた。メンバーらは豊作を願い、約1時間作業した。
種子は地元で採種されたものを使用。種をまいてから3~4日ほどで芽生え、9月中旬に間引き良い株を1本残す。11月中旬に収穫を予定し、委託分も含めて11000本の収穫を目指す。
収穫した牧大根は、一部現地で販売し、多くは漬物「うんめぇ漬け」に加工する。大型農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」など同JA直売所で販売する予定。
メンバーの熊井悦子さんは「芽が出るまで雨が心配だが、漬物に適した大きさの大根に育って欲しい」と話した。