県内JAの話題

養分蓄え黄金色に輝く「コシヒカリ」 県内トップで稲刈り始まる | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 28, 2023 4:45:00 AM

県内有数の米どころJA管内で28日、主食用米「コシヒカリ」の稲刈りが始まった。コシヒカリの収穫は県内トップで、過去58年間で最も早い。
同市高家の米農家・宮澤幸司(52)さんは、自宅近くの黄金色に揺れる田んぼに大型コンバインを走らせ「コシヒカリ」を刈り取った。初日は約2ヘクタールで作業し、受託分を含め10月10頃までに約40ヘクタールを収穫するという。
同JA米穀課によると22年産は、7月下旬~8月上旬頃の好天により4~5日ほど生育が進み、高温による胴割れ米などが心配されるものの作柄は良好。9月上旬から「ミルキークイーン」などの稲刈りが始まり、9月中旬をピークに10月中旬まで作業が続く見通し。例年並みの1万2780トンの出荷予約を受けており、9月7日には23年産米の初検査を行う。
宮澤さんは「清冽な水と豊かな気候で育まれた安曇野米を多くの消費者に食べていただきたい」と話した。
収穫した「コシヒカリ」は全量JAに出荷され、9月23日頃には名前入りで県内スーパーの店頭に並ぶ予定だ。
営農経済事業部米穀課の手塚文教センター長代理は「生育が進んでいるが作柄は良好。高温障害による胴割れ米などを回避するため早めの収穫をお願いしたい」と要望した。