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人気の高い種無しブドウ本番 「ナガノパープル」出荷目揃い会 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 24, 2023 1:39:00 AM

JAあづみぶどう部会は17日、安曇野市三郷のJA果実中央選果所構内で種無しブドウの人気品種「ナガノパープル」の出荷目揃い会を開いた。生育が進んでいることから例年よりも1週間ほど早い開催。部会員やJA職員ら約20人が参加。JA営農指導員が、生育状況や出荷規格、販売方針などを説明した。
2023年度は前年対比555ケース増(1ケース=5キロ)の1,485ケースの出荷を見込んでいる。また9月上旬から出荷が始まる「シャインマスカット」や「巨峰」など、ブドウ全体で計6700ケースの出荷を計画している。
営農経済事業部果実課によると、23年産は7月以降の好天により順調に生育。玉張り、着色、糖度ともに上々の出来栄え。品種特性の裂果を避けるため、定期的な冠水を呼び掛けている。
ナガノパープルを含む大粒種は出荷規格や等階級規格が細かく、荷造りに苦労することもあるが、三郷地域営農センターの西牧雅史主任は「規格を遵守し、丁寧な荷造りをお願いしたい」と呼びかけた。
部会員らはナガノパープルのサンプル品を持ち寄り、糖度や粒の大きさ、着色、重量などを確認。品質向上のため試食するなど、部会員同士で情報交換を図った。
丸山政則部会長(59)は「色あがり、玉伸び、糖度どれをとっても順調な仕上がり。裂果しやすい品種なため慎重な栽培管理を心掛け、1房でも多く出荷したい」と意気込んだ。