JAみなみ信州女性部山本支部は10日、同JA山本支所構内の駐車場で生産者20人が参加し農産物の軽トラ市を初めて行った。軽トラのほか自家用車が10台以上並び、荷台やトランクを使って生産者が対面で農産物を販売した。お盆向けの切花やりんご、夏野菜などの農産物が豊富に並んだほか、焼きたての五平餅も販売し好評だった。買い物に訪れた男性は「新鮮な農産物が買えて満足。定期的に開催してほしい。地域に活気が出てうれしい」と笑顔で話した。
これまで同支所に隣接する委託店舗内で同支部直売部が直売コーナーを設けていたが、今年3月に同店舗の閉店に伴い直売部も解散。直売の場所がなくなってしまったことから、生産者からも購入者からも販売の機会を設けてほしいと要望があり、同支部で方法を模索していた。お盆用の切花やくだもの、夏野菜などが多く揃うこの時期にまずは挑戦してみようと同支部・同支所運営委員役員にも協力を呼びかけ開催が実現した。開始直後から来店客が途切れなく訪れ、予定していた11時前に完売する生産者もいるほどにぎわった。生産者は試食を提供したりおすすめの食べ方などを紹介しながら販売を楽しんだ。
同部の柴田千恵子支部長は「委託店がなくなりさみしく思っていたが軽トラ市を実現でき、買ってくれる方の笑顔を見ながら自慢の農産物を販売することができた。皆さんのご協力があって成功させることができてうれしい」と涙ぐんだ。