JA上伊那青壮年部西箕輪支部は8月10日、伊那市の西箕輪南部保育園近くの畑に作った「ひまわり迷路」をお披露目した。当日は招待された同園の園児30人が、見ごろを迎えたひまわり畑を楽しそうに駆け回った。
ひまわり迷路は、JA青壮年部が行う「チャイルドファーム21運動」の一環。地元の子供たちが農業に触れる機会を増やし、農業の楽しさや自然のありがたみを感じてもらうことを目的としている。同支部では耕作放棄地を活用して迷路を作りはじめ、今年で9年目となる。
今年6月には、13アールの畑に園児と一緒に種まき。今月8日、1~2メートルほどに育ったひまわりを同支部員が刈り取って畑に道をつくり、総延長約150メートルの迷路を完成させた。
この日、園児たちは「こっちは行き止まりだよ」「ゴールはどこだ」と大きな声で話しながら迷路に挑戦。ゴールした園児は「もっと早くゴールできるはず」と何度も迷路を楽しんだ。
同支部の唐澤和幸副支部長は「子どもたちのニコニコした笑顔がうれしい。保育園時代の思い出の1ページとなり、将来、農業に関心を持ってもらうきっかけになれば」と期待した。