県内JAの話題

プルーンの早生種「アーリーリバー」出荷本番 熟度増し食味抜群 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 24, 2023 6:18:00 AM

JAあづみ管内ではプルーンの早生種「アーリーリバー」の出荷が本番を迎えている。7月中旬、松本市梓川のJA果実南部選果所にはアーリーリバーが持ち込まれ、JA職員が過熟やサビ、虫害、ブルームの状態などを検品した後、89パック(1パック=400グラム)を東京や県内、関西方面の市場に出荷した。
JA営農経済事業部果実課によると23年産は、生育が1週間ほど前進していることから熟期が進み過熟が心配されたが、7月上旬の天候に恵まれたことや生産者の適熟収穫技術により酸味と甘味のバランスが良いプル-ンの収穫期を迎えているという。
同JAでは「アーリーリバー」をはじめ中生種の主力「ローブドサージェン」、晩生種「オータムキュート」など約20品種を9月中旬まで途切れなくリレー販売し、プルーン全体で6万9680パックを首都圏や県内、関西市場を中心に出荷する予定だ。
営農経済事業部果実課の中村洋一課長は「今年は凍霜害で結実を心配したが、品質面で若干サビの発生は目立つが食味は良好。生産者の手取り確保に繋がる販売に取組みたい」と意気込んだ。
また、JAあづみ新興果樹部会は7日、松本市の梓川支所で生産者全体会議とアーリーリバーの出荷目揃い会を開いた。部会員やJA職員、JA全農長野ら約20人が参加し、販売情勢や販売方針を確認。販売方針では、バラツキのない品質と丁寧な荷造りで商品力を高め有利販売に繋げるとした。
出荷目揃い会ではJA梓川地域営農センターの増田耕平指導員が出荷規格や収穫時期などについて説明。収穫時期の目安は「果実を触った時に、わずかに弾力を感じる頃。果実の全体が紫色に着色し、若干の赤みが残る状態」とし、「適熟から過熟までの期間が短いため計画的に収穫して欲しい」と呼び掛けた。