JAグリーン長野で7月中旬、「プルーン」の出荷が本格化する。4月の数回に渡る凍霜害と、一部地区での降ひょうにより数量減を見込むが、JAでは、生産者の手取り確保に向け、ひょう害果実の特別集荷などに対応する。
本格出荷を前に7月10日、2会場で目揃会を開催。長野市若穂の若穂果実流通センター会場には、特産果樹部会員ら24人が出席。営農技術員から収穫上の注意点や出荷規格を、同センター長から販売情勢を聞いた。出荷規格では、ひょう害果の特別規格と通常品の違いについて説明。傷の程度や数を目安に選果し、傷等の程度が軽微であるものは通常出荷として、また、程度の重いものは3kgのひょう害規格、加工用として、営農技術員が個選の徹底に協力を求めた。松沢一彦センター長は、「ひょう害を受けたものもできる限り荷受けし、生産者の手取りが確保できるように努めたい」と話した。
営農販売部販売課によると、7月7日から「アーリーリバー」の荷受けを開始。9月頃までの後半品種までを含め、出荷は33万3千パック(1パック=400g)を計画。関西、関東、地元、中京市場の重点取引市場を中心に、生協企画などにも取り組みながら、生産者手取りの確保・向上をめざす。