県内JAの話題

ぶなしめじ 情報共有で品質統一・信頼確保 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 12, 2023 6:58:00 AM

JAグリーン長野ぶなしめじ部会は7月12日、ぶなしめじの目揃会を長野市篠ノ井の中央流通センターで開いた。生産者3人が参加。販売情勢や実際の出荷状況を確認し、需要が低迷する夏季のなかでも選ばれる産地づくりをめざし、情報共有、品質統一と安定供給へ意欲向上をはかる目的だ。
会では、営農販売部販売課担当が、販売情勢を説明。昨年度から今年度にかけて、部会の大口生産者が1戸減り、6月末の出荷量は前年比の42%と大きく減ったなか、競合産地・企業で出荷量も少なめに推移することもあり、価格は昨年の121%と、高く販売が進む。販売課担当は、今後8月にかけて夏野菜の出荷拡大により需要が低迷する中で、重点取引先への安定量の出荷販売、品質統一によって産地の信頼を高め、需要期の取引拡大につなげていく考えを示し、協力を求めた。
また、実際に2戸の生産者から出荷された100g入り・180g入りのきのこ4箱を見本に確認。品質や包装の状態を見たほか、現在扱う種菌について、生産上の特徴や留意点などを互いに共有した。坂田毅彦部会長は「2~3年前より価格は良いが、資材も高騰しているので、みんなで情報を共有しながら、より良くなるように検討していきたい」と話した。
同部会出荷量は、シーズンを通して365トンを目標に掲げる。重点市場への出荷のほか、企画販売に取り組んでいく。