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美しい諏訪湖を願い 水草ヒシ除去作業に参加 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 6, 2023 12:49:00 AM

JA信州諏訪は7月6日、地元行政や団体、一般参加者と協働して諏訪湖の水生植物ヒシを除去する作業にあたった。JA職員4人が県や諏訪市セーリング協会などの団体と共に、湖面に大量繁茂したヒシを船上から手作業で取り除いた。
官民が一体となってつくる「諏訪湖創生ビジョン推進会議」の活動の一環。ヒシの大量繫茂によって生じる湖岸域の貧酸素化や枯死による底質環境の悪化、船の運航障害、景観の悪化などの問題を解消することが目的。JAは持続可能な開発目標(SDGs)への貢献につながる活動として毎年継続的に参加している。
この日は、同協会の5隻の船に分乗。初島周辺の水草刈取船が入れない浅瀬で、参加者は懸命にヒシをたぐり寄せて船上にかき集めた。ヒシがいっぱいになったら港に戻って降ろし、ヒシが乾くように岸辺に広げ、また出港するという作業を約3時間で3、4回繰り返した。
参加した同JA管理部協同活動推進課の矢崎大歩課長代理は、「出港するたびにヒシが減っていることを実感した。きれいな諏訪湖になることを願い、また来年も参加します」と汗を流した。
取り除いたヒシは、諏訪湖ヨットハーバーで4、5日天日干しにした後、堆肥にして有効活用する。