JA上伊那の協同会社、株式会社オートパル上伊那のオートパルまつり実行委員会は、伊那市にあるJA長野厚生連富士見高原医療福祉センターが運営する老人保健施設すずたけへタオル200枚を寄贈した。6月30日には正副実行委員長らが同施設を訪れ、麻沼奈穂子施設長や施設職員に手渡した。
同実行委員会は6月4日に、「上伊那っ子が誇りに想う地域を創る」のキャッチフレーズのもと、地域住民や利用者への感謝を込めて「第2回オートパルまつり」を開祭した。まつり当日は「キッズ・体験の村」として子どもたちが洗車や給油、タイヤ交換などの体験ミッション(お仕事体験)に挑戦。クリアすると給料としてもらえる専用通貨「パル」で、ゴーカートやスライムづくりなどが楽しめるコーナーを用意した。
今年は、第1回オートパルまつりで「せっかく稼いだパルを使い切れず残念」との声が寄せられたことから、余ったパルを募金できるように変更。子どもたちの稼いだパルで上伊那を元気にしたいとの思いから、新品のタオルにかえて地元の老人保健施設に寄贈することを決めた。
麻沼施設長は「薄手のタオルで使いやすそう。現場で大切に使わせていただく」と感謝した。
同社の東部中央給油所店長で実行委員会の奥田純一実行委員長は「子どもたちが一生懸命に稼いだパルを地域の皆さんのために使ってもらいたい。これからも誇りに想ってもらえるような地域づくりに貢献したい」と話した。