綿内東町基盤整備農用地管理組合(長野市若穂)は6月27日、ハイブリッドラジコン草刈機「神刈(RJ705)」((株)アテックス)を導入した。綿内東町地区農地中間管理機構関連農地整備事業実行委員会による営農地中間管理機構関連農地整備事業によって完成したほ場のうち、角度45度以内に収めた「のり面」の草刈に活用しようとするもの。JAグリーン長野若穂農業機械センターが納品し、同日、組合員、長野地域振興局(県)、JAが出席するなか、機械作業の安全祈願とメーカーによるデモンストレーションを行った。
導入に当たっては昨年度、デモンストレーションを含む検討会を実施。また、同社のレンタル事業を活用して試験的に同機を、農地整備事業によって完成した山新田工区で使い、性能を体感。作業の安全性、効率性に手ごたえを掴んだことから、県の補助事業、組合員による個人負担、JAの支援によって導入した。金井豊同組合長によると、のり面3ヘクタールに活用、若手の組合員から成る機械オペレーターのべ20人が山新田工区・清水工区それぞれ3日間ずつ、夏と秋の年2回の作業を行う考えという。
安全祈願式では、農地整備事業駒村和久実行委員長が、関係各処に御礼を伝えるとともに、「のり面が非常に多いので、もう一台の導入を検討している」とし、更なる協力を要請。参加者全員で安全を祈願した。同組合では7月3日より清水工区で除草作業を開始する予定だ。