JAグリーン長野青壮年部若穂支部は6月19日、果樹研究会若穂支会と合同研修会を開いた。労働力不足が課題となるなか、3年前から「一日農業バイトアプリ デイワーク」を活用する部員に実体験を発表し、参考にしてもらうことが目的。生産者12人が出席した。
講師は、長野市若穂のブドウ・リンゴ生産者の小林恵介さん。多忙な時期の労働力確保として、インターネット広告でアプリ紹介を目にしたのをきっかけに3年前に導入。土日は会社員の、平日は主婦などから応募があり、比較的に好きな日に来てもらえるなどのメリットや、農業未経験者の応募については指導の手間が発生するなど、負担となった点、また、近年はリピーターの応募や慣れた人の雇用によってカバーも可能できてきているなどの経過も説明。出席者からは、使用上の注意点、労働災害への対応などについて積極的な質問が寄せられた。出席者は「実体験に基づく貴重な話を聞けた。労働力確保に活用していければ良い」と話した。支部では、支会との懇親会も実施。若手農家とベテラン農家で情報共有にもつなげた。