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JAあづみ野球部左のエース 国体県代表候補選手に指定 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 21, 2023 1:48:00 AM

JAあづみ梓川支所共済普及課の宮島(旧姓:大坪)右京さん(28)は6月中旬、2023年度特別国民体育大会軟式野球競技の県代表候補並びに国体強化選手に指定された。最高球速142キロのストレートを武器に、打者の懐を攻める強気のピッチングで県代表を掴み取れるか。
指定された約40人の候補・強化選手の中から、7月下旬までの選考会を経て、県代表選手約20人が決まる。決定後は、10月に鹿児島県で開催される同大会の切符を掴むべく、8月下旬に新潟県で開かれる北信越国体上位進出に向け、毎週の強化練習・試合でレベルアップを図る。
宮島さんは小学2年生から硬式野球を始めた。中学・高校・大学まで硬式野球を続け2018年4月に入組した。同JA野球クラブに所属するとともに、社会人クラブチームにも所属している。
入部当時の最高球速は130キロ台前半だったが、現在は142キロまで大幅に球速を伸ばし、県代表候補選手に指定されるまでに成長した。その要因は「野球を勉強した」と分析。
仕事終わりのトレーニングに加え、2~3年前から動画配信サイト「YouTube」で現役メジャーリーガーの前田健太(=ツインズ)投手の取り組みや考え方を研究。リリース時に、指先に100%の力を集中させて投球するよう意識を変えたことで、体の余計な力が抜け、同じ力感でも打者を詰まらせられるようになり、「ようやく自分に合う形が見つかった」と手ごたえを話す。
宮島さんは「家族やチームメイト、職場のみなさんの応援を力に変え、代表に選ばれて活躍できるように頑張りたい」と意気込んだ。
袖山慎一支所長は「JAとしても支所としても国体選手を送り出すのは大変名誉なこと。数少ないチャンスなので県代表に選考されるよう頑張ってほしい」とエールを送った。