JA信州諏訪の組合員向け講座に「消しゴムはんこ教室」が2023年度、新たに加わった。茅野市の消しゴム版画作家GAAAKO(がぁこ)先生が講師を務める。季節のイラストや自身の名前など「すぐに使ってみたいオリジナルはんこがつくれる」と受講生から好評で、組合員から話題を集めている。
GAAAKO先生は大阪府出身。日常的に友人と絵はがきを送り合うなかで、「市販のデザインから一歩踏み込もう」と2016年頃から独学で消しゴムはんこをはじめた。これまではママさんグループ、企業のワークショップなどで延べ200人に指導。個展、グループ展の経験も持つ。
2018年、「自然豊かな場所で生活したい」という家族の思いを受け、兵庫県から同市へ移住。2023年4月から、組合員からの紹介で、月1回講座を受け持つこととなった。
6月8日の講座は、受講生7人が参加し、伝統文様をあしらったはんこを製作。花柄や青海波などの模様を専用の消しゴムに映し描き、カッターでていねいに彫り進めた。1時間半で各々3個ほどのオリジナルはんこが完成。赤や青、黄など色とりどりのインクを付けて白紙に押印し、受講生同士で見せ合った。
生徒は「とても楽しい。だんだん上手くなりたい」「はんこは一度作れば何枚も作品ができるのが魅力」と感想を語った。
GAAAKO先生は「ゆっくりわかりやすく説明するので、初心者の方、『絵心がない…』と心配されている方でも大歓迎。月1回、集中する時間をもつことはストレス解消にもなるので、ぜひ多くの人に消しゴムはんこを広めたい」と話している。
受講生からの好評の声を受け、JAは今後、女性大学や男性組合員向け講座「弾男倶楽部(だんだんくらぶ)」でも講座を行う計画だ。
JAの組合員向け講座は文化系、運動系合わせて18講座ある。消しゴムはんこ教室は管内在住の方を対象に毎月第2木曜日に行っている。随時参加を受付中。詳しくはJA管理部協同活動推進課(0266-57-8000)まで。