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55年目の発掘と褒賞“第2期”審査会で受賞者決定 最高位の農業大賞に安田大樹さん | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 13, 2023 5:19:00 AM

JAあづみは7日、安曇野市堀金烏川の広域営農センターで創立60周年記念企画「55年目の発掘と褒賞“第2期”」の審査会を開き、農業大賞など4つの賞の受賞者を決めた。実施期間は23年度より3カ年で地域の優れた農業者を掘り起こし、さらなる農業振興や地域の発展を目指す。
同企画は、同JA創立55周年を代表する目玉イベントとして2020年から3年間にわたり実施し、多くの組合員らから好評を得たが、発掘人材はまだまだ多く残されていることから“第2期”として、3年後の創立60周年まで継続。
同日、審査会を開き千國茂組合長は「常識に捉われない視点で受賞者を選んでいただきたい。この褒賞を通じて安曇野の農業を支えている農業者へ感謝を伝え、さらなる発展に繋げたい」とあいさつした。
審査は管内各地から推薦によりノミネートされた幅広い世代の13人の資料を元に外部審査員やJA役職員で構成される審査委員会によって行われ、肥料、種子、作型等の分野で改良の著しい成果を上げた農業者を対象とする「農業大賞」、激減する後継者の時代にあって、農業の大切さを認識し、意欲的に研究と挑戦に励む志の高い若い世代の者。数年後、地域の担い手として活躍が見込める農業者を対象とする「研究開発賞」、Iターンなどで新規就農を始めた農業者を対象とする「未来開拓賞」のほか、「審査員特別賞」の4賞について5時間を超える審議を経てそれぞれ1名ずつ受賞者を選出した。
河崎義祐審査委員長(85)は「営農指導員のプレゼンが情熱的で真剣。同じ志を持って発言しているところが嬉しい」と話した。
今後、受賞者は6月17日に開かれる「第4回安曇野の農業を守り、繋ぐ農業者のつどい」において表彰され、今後の経営方針などを発表する予定。
受賞者は次の通り(敬称略)▽【農業大賞】=安田大樹(穂高)▽【研究開発賞】=山縣敦(堀金)▽【未来開拓賞】=古田然(三郷)▽【審査員特別賞】=飯沼永遠(穂高)