県内JAの話題

たまねぎ共進会 生産意欲向上図る | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 12, 2023 6:23:00 AM

JAあづみたまねぎ部会は7日、2023年度たまねぎ共進会を開いた。同JA管内のたまねぎ生産振興のため、生産意欲や栽培技術向上、経営安定を図ることを目的に毎年行っている。部会代表者や松本農業農村支援センターの職員、JA営農指導員ら11人が審査員となり、管内の6つの圃場を審査した。
営農経済事業部農産課によると、越冬前の活着がよく、4月の好天や適度な降雨により豊作基調だという。3月の高温傾向でべと病などが発生しやすい状況だったが最小限に留まったという。
審査基準は栽培面積(㌃)、出荷量、2L・L比率、生育・玉揃状況、管理・病害虫発生状況の5項目。審査員は、各地域営農センターの営農指導員から定植時期、病害虫発生の有無など圃場の説明を聞いて基準に沿い点数をつけた。
松本農業農村支援センター技術経営普及課技術経営係野菜担当の清澤靖仁係長は「葉と茎が太く、玉伸びも良好で豊作基調。圃場内の管理も行き届き、病害虫もほとんど目立たず素晴らしい」と評価した。
藤原義則部会長(72)は、「生育管理など手が行き届いている。適期出荷を心掛け、売れる時期に多くの出荷をお願いしたい」と話した。
同JAのアスパラガス部会やセルリー部会、ジュース用トマト部会も23年度内に共進会を開く予定。毎年各部会の通常総会では、共進会の上位生産者に特別最優秀賞の長野県知事賞をはじめとする計14の賞を授与している。