JAみなみ信州青年部鼎支部員は1日、同地区にある圃場で飯田市鼎の鼎あかり保育園の年長・年中・年少園児106人とサツマイモ「紅はるか」の植え付けを行った。この日は部員6人が参加した。同支部の食育活動は20年以上前から続いており、現在はサツマイモの他にもジャガイモの栽培も園児と行っている。
同部の三石文彦代表が苗を持って植え付け方を説明。園児らは真剣な表情で説明を聞き、作業をスタートした。園児はマルチに空いた穴を掘り苗を植え、土をかけ水をたっぷりとあげた。そのあと花き農家の部員が持ち込んだカーネ―ションの葉や芽をワラの代わりに苗の根本にかけた。園児が「穴はこのくらいでいいの?」「どのくらいお水をあげたらいいの?」などと部員に質問する姿も見られ、部員が園児ひとりひとりの作業を見守りサポートした。最後には「大きくな~れ、いっぱいな~れ、おいしくな~れ」と全員でおまじないをした。
三石代表は「分からないことはきちんと大人に聞いて、自分で挑戦しようとする姿勢に関心する。子供たちの純真な笑顔や姿に元気をもらえる」と作業を楽しんだ。
同園の福岡恵子園長は「のびのびと自然の中で行う作業は子供たちの五感を刺激する大切な活動。本物の楽しさを感じられる体験は心の成長にもつながる。地域の皆さんとの交流の機会も提供いただきありがたい」と感謝した。
同園では今後散歩で圃場を訪れ、サツマイモと先日植え付けたジャガイモの成長を見守っていく。