JA信州諏訪は5月25日、第19回通常総代会を茅野市のマリオローヤル会館で開いた。書面を含め499人の総代が出席し、価格高騰の支援や金融機能再編を含む2023年度事業計画と予算など7議案をいずれも原案通り承認。その後の理事会では任期満了に伴う役員改選があり、小平淳代表理事組合長が就任した。
22年度は、価格高騰対策として、肥料では早期発注と引取による在庫確保、生産資材では8月に来期用マルチ・出荷袋など早期発注による在庫確保と値上げ幅の抑制に取組んだ。
今年度は22年度から3カ年計画に掲げる「10年後の販売高100億円達成」へ、肥料や生産資材などの価格高騰に対して6,850万円規模の農家支援を実施。信用事業は、残高や利用者数などが一定の基準を下回る15営業所で来年4月に金融窓口機能を廃止し、機能の代替案を検討する。
小平組合長は就任あいさつで「農業を核として相互扶助の精神に基づく協同組織により地域を守ることが私たちの使命と考えている。ご期待に添えるよう全力を尽くす」と決意した。
2016年から約7年間務めた小松八郎組合長は退任あいさつで「生産者の皆様の所得向上、生産拡大、組合員の皆様が安心して暮らせる地域社会を念頭に事業推進に邁進してきた」と在任期間を振り返り、「これまでのご支援・ご協力に厚く御礼申し上げる。今後も相変わらぬご指導・ご鞭撻をお願いしたい」と述べた。
ほかの主な役員は以下の通り。任期は26年の総代会まで3年間。◎は新任。
専務理事=名取孝雄▽常務理事(経済事業本部)=小林昇▽同(金融事業本部)=◎菅沼清人▽常勤監事=◎田中貴史▽代表監事・員外監事=近藤和男