JA上伊那と生活クラブ長野(単協消費委員会)は5月22日、宮田村の清水農園でリンゴのシナノゴールドの摘果作業を通じた交流会を開いた。コロナ禍により4年ぶりの開催となった今年度は生活クラブ長野から12人の組合員が参加し、作業を通じて生産者と消費者の交流を図った。
交流会は生活クラブ長野へ農産物を出荷する生産者と同クラブの組合員として農産物を消費する消費者との交流を目的に2009年から始まった。これまでリンゴの摘果のほか、田植えなども行い交流を深めてきた。
交流会当日、参加者は清水農園の清水純好さん(76)や妻の里美さん(74)、JA職員から摘果作業の手順を教わりながら作業した。また、昼には現地で昼食を取りながら交流を深めた。
純好さんは「交流会を通じて、栽培の大変さや楽しさも合わせて感じてもらえれば」と期待した。また、今回の参加者で同クラブの副理事長を務める有沢ひとみさんは「今回手入れしたリンゴが私の食卓にのぼるとは限らないが、関わったことで苦労があっての農畜産物なんだなと実感でき、より大事に食べたいと思った」と笑顔で話した。