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ひょう害 講習会で指導 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 18, 2023 6:07:00 AM

JAグリーン長野一部地域で5月15日に発生した降ひょうに対し、JAでは、16日から19日に対象地区で開催される品目別講習会で、対策講習を行っている。被害はJA管内の長野市若穂・松代地区で発生し、アンズ・リンゴ・モモなどの果実の打撲、ブドウの葉の傷など。18日に長野市若穂のJA若穂営農資材センター近隣のほ場で開いた「リンゴ」の講習会では、生産者22人が出席。営農技術員が被害状況を聞き取りつつ、通常の講習とともに、今後の対策について説明。4月中の低温・凍霜害によって、リンゴの結実が少ないことも懸念するなかで、現在進める摘果作業で、数量の確保と被害果の確認・摘果を行うほか、傷の少ないものを残すなどの対応を説明。また、打撲・裂傷が発生したリンゴについては、定期散布の時期をやや早め、他の果実においても特別散布を行って、果実や葉の保護を施すよう指導した。生産者の一人は「被害の全容がわからない状況だが、出荷につながるように作業を進めたい」と話した。
JA営農販売部によると17日時点において、県の基準に基づき算出した被害金額は150万円。今後、品質低下による被害金額増額も懸念し、市場や販売先への協力・理解要請など働きかけながら、販売量・額の維持・拡大に努める考え。