JAグリーン長野穀物部会は5月8日、長野市篠ノ井のグリーンパレスで第1回定期総会を開いた。2022年度の部会設立後初の総会として、部会員16人、JA役職員、JA全農長野などが出席し、23年度の活発な活動に期待を込めた。
同部会は、水稲・大豆・麦などを栽培する個人・法人生産者46人が所属。22年度は新型コロナウイルスの感染拡大防止対策で勉強会の3回開催に留まったが、JAを拠り所とした米穀栽培者の集う場として、情報共有・交換につなげることができた。23年度は、コロナの類型変更による各種活動の再開に合わせ、勉強会・研修会の機会を増やすことを議事で承認。後藤貴史部会長は「みなさんと語り合い、いろいろ勉強をし、要望を聞きながら活動を活発化させたい」と話した。
栗林和洋組合長は、穀物部会の組織化に改めて感謝を伝え、「食料自給率が低迷する中で穀物は日本の主食と非常に大切で、作る人がいなくなってしまうことは困ること。JAとして、皆さんが手間暇かけた努力を価格転嫁し、農業を続けていけるように努めてまいりたい」と話し、営農継続・拡大を要請した。