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カルパーコーティング作業 水稲直播栽培に向け準備整う | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 8, 2023 1:40:00 AM

JA信州諏訪富士見町営農センターは5月1・2日、水稲種もみのコーティング作業を行った。2日間で「あきたこまち」「きらりん」の種もみ計620キロを処理。茅野市を皮切りに、5月15日から始まる水稲直播栽培で使用する。
水稲直播種栽培は、種もみを直接水田に播く方法。育苗の労力やコストを抑えることができ、遊休農地の解消にもつながる。このため、JAでは2006年から本格的に取組んでいる。
水稲種もみコーティングは、発芽率の向上や苗立ち歩合を安定させるために行う。1日、同センター職員や農業資材メーカーの担当者ら7人で協力して作業。専用の機械を使って、種もみに水を吹き付けながら過酸化カルシウムなどを含む粉粒剤で覆った。その後、ビニールシートの上で種もみを乾かしてから、約3キロごともみ袋に小分けした。
同センターの増澤優斗担当は「皆で協力し、作業は計画通りスムーズに進んでいる。しっかり発芽する均一な種もみに仕上げたい」と話している。