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地元産牛乳の消費拡大に支援を JAみなみ信州が飯田市へ要請書 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 2, 2023 1:19:00 AM

飼料価格や電気代高騰などの生産コスト上昇により畜産農家の経営が一段と厳しさを増す中、JAみなみ信州と同JA酪農部会は18日、牛乳の消費拡大に関する要請書を飯田市へ提出した。同JAの寺沢寿男組合長と岡田喜昭営農部長が飯田市役所を訪れ、佐藤健飯田市長に要請書を手渡し、牛乳や乳製品の消費拡大に向けた協力を要請した。
酪農を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いており、全国的にも廃業が増加している。要請では学校給食や保育園での地元産利用による域産域消の協力やお茶や水の代替として会議等での牛乳利用、市職員への消費拡大協力を求め、地元酪農家への応援を要請した。
寺沢組合長は「乳価の値上げを交渉しているが、値上げに伴う消費の低迷が危惧される。産地として協力できるのは消費拡大であり、JAとしてもPRを継続的に行っていくが行政にも実情をご理解いただき地域全体での支援をお願いしたい」と話した。
佐藤市長は「飲むだけではなく使うといった面でレシピなど提案いただき他の農畜産物もあわせて消費拡大をPRできたら良いのでは。市としてもできることから協力していきたい」と話した。
同JAでは会議での牛乳利用や同JA直売所でも利用者に消費拡大のPRを予定しており、継続的に酪農家の支援を行っていく。