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管内で山菜売り出しピーク | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 26, 2023 5:16:00 AM

JA信州諏訪管内の直売所で4月中旬より、山菜の売り出しがピークを迎えている。JA夢マーケット直売部会の部会員が毎日、さまざまな山菜を出荷。この時期ならではの「春の味覚」を消費者に届けている。
同部会員で諏訪市の一ノ瀬昭吾さん(68)はJA職員を退職後、市内で農業を営んでいる。フキノトウは今年2月末頃から日当たりのよい土手で採れ始めた。現在は山ウド、行者ニンニク、タラの芽、コーレ(ウルイ)が採れている。これからはコゴミ、ワラビなどが採れる。
4月24日は、山ウドを収穫。山ウドは、畑の隅にスペースを設け、株が植わった土の上にもみ殻を深さ30センチほど被せて栽培。もみ殻は「山ウドを土で汚さず、茎を白くやわらかい状態のまま収穫するために役立っている(一ノ瀬さん)」という。
翌日の25日、市内の夢マーケット文出で開店前、山菜特設コーナーに山ウド6袋を並べた。
一ノ瀬さんは「寒い冬を耐え抜き、最初に芽を出すのが山菜。収穫が始まると『春が来たな』と実感する」という。「山菜は自然に生えてくるが、毎年状態良く管理すれば増えていく。来年以降も多くの人に楽しんでもらえるよう、株養成に努めたい」と話している。