JAみなみ信州は5日、東京都千代田区のKKRホテル東京で福島県のJAふくしま未来との包括連携協定書締結式を行った。JAみなみ信州役職員、JAふくしま未来役職員、浅野国際特許事務所所長ら13人が参加した。JAふくしま未来が「伊達のあんぽ柿」のGI登録を申請する際に、先に「市田柿」の登録をしているJAみなみ信州が協力したことや、管内で生産する畜産物も同じような品目であることなどから、今後も干し柿の消費拡大など相互で協力することを目的に包括連携協定を締結した。
締結式ではお互いの農協、地域活性化のために地域資源を生かした産業振興や人材育成、地域づくり等において協力していくことを確認し、浅野国際特許事務所立ち合いのもと両JA組合長が協定書に署名した。
JAみなみ信州の寺沢寿男組合長は「歴史ある産地を守り、あんぽ柿のブランドを発展させてきたことに敬意を表し学びたい。お互いのブランド力向上につながるよう期待をしたい」とあいさつした。
JAふくしま未来の数又清市組合長は「長年の思いが叶いこの締結を迎えられうれしい。市田柿、あんぽ柿に限定せず様々な情報交換をしながらお互いの農協の発展に繋げていきたい」と話した。
JAみなみ信州は2016年に「市田柿」を地理的保護表示(GI)保護制度に登録、またJAくふしま未来でも今年1月31日に「伊達のあんぽ柿」が認証を受けた。