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八重桜「関山」出荷最盛期 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 18, 2023 2:30:00 AM

JAみなみ信州管内で和菓子や桜茶などに使う八重桜「関山」の出荷が最盛期を迎えている。同JAは17日、松川町の同JA生田事業所で集荷作業を行い、23人の生産者から約400kgの桜の花を受け入れた。
関山は一房に5輪ほどの花がつき、そのうち2輪が咲くころ合いを見て一房ずつ手作業で摘み取る。同JAでは松川町生田地区を中心におよそ40人の生産者が栽培し、今年は3500kgほどの集荷を予定し、4月末まで収穫作業が続く。集荷した関山は地元や県外の加工業者に出荷し、主には食用に塩漬け加工され、春の和菓子や土産品などに利用される。
関山はピンク色が濃く花弁が落ちにくい品種で、同地区での栽培は昭和50年代後半から始まり、4年前までは同事業所内で塩漬け作業まで行っていた歴史を持つ。
同JA松川支所営農課の坂巻勲課長は、「今年は高温で例年より1週間ほど生育が早く進んでおり一気に花が咲いてしまったが、霜の被害がなく色も濃く良い仕上がり。生産者が手間をかけ収穫した桜を目で見て味わって四季を楽しんでもらいたい。コロナ禍により低迷していた土産物需要にも期待したい」と話した。