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食の大切さを伝え続ける 20年以上続く食育活動 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 18, 2023 2:33:00 AM

JAみなみ信州女性部下条支部目的別グループ「じゃがじゃが応援団」のメンバー5人は14日、下條村睦沢の下條小学校近くのおよそ2アールの圃場で、同校3年生26人とじゃがいもの定植作業を行った。同校3年生を対象に毎年続けており、今年で21年目の取り組み。同JA下条支所も2年前から活動に協力し、種いもや肥料を提供し作業も一緒に行なっている。
同グループは地産地消を子供たちに知ってもらおうと始めた給食用食材の提供をきっかけに、野菜が育つ過程や収穫の喜びを感じてもらいたいとじゃがいもの栽培をスタート。同活動は下條小中学校のキャリア教育・ふるさと学習として位置づけられており、同村教育委員会や地元住民らも協力し作業を行った。
この日は同グループメンバーが畝をつくったあと、児童が竹の棒を使い同間隔に種いもを置き肥料をまき土をかぶせ、「初めて植えるからとっても楽しい」と話しながら元気に作業を進めた。同グループのメンバーは「楽しく作業し大きなおいもがたくさん取れるように頑張りましょう」と児童に声をかけ交流を楽しんだ。
同グループ代表の亀割正子さんは「既製品や買ってきたものではなく、自分たちで育て収穫したものを食べる喜びを学んでほしい。メンバーの年齢が大きくなってきたが、子どもたちの笑顔を見るため今後も活動を続けていきたい」と話した。
担任の竹村和哉教諭(27)は「地域の皆さんに支えられ貴重な体験ができている。じゃがいも栽培を通して子どもたちの団結力も深まる。コロナ禍で3年ほど収穫したおいもを振るまうことができなかったが、今年は協力いただいた皆さんと一緒に食べられたらうれしい」と話した。