JAグリーン長野は長野農業農村支援センターと連携し、「JAグリーン長野花きセミナー」を開講し、花き品目の担い手の確保・育成に取り組んでいる。2023年2月23日に第1回目の講座を開講。メインを「トルコギキョウ」に据え、作業内容の説明や作業の実体験に取り組むほか、23年から24年生産スタートに向けた推奨品目の紹介、作業内容・方法の伝授が目的。第2回目は4月16日に長野市小島田のほ場で行い、受講生6人がJA営農技術員、長野農業農村支援センター普及員、ほ場主生産者から作業方法を教わりながら、トルコギキョウの「芽かき」作業を体験。受講生は「全部の株に対して細かな芽かき作業を行うとは、大変だと感じた。良いものができるまでの生産者の苦労がうかがえた」と話した。
この後、場所を移して管内推奨品目のひとつでこれから出荷を迎える「シャクヤク」について、グリーン長野管内で栽培する利点や特徴、管理、販売などについて、出荷直前の樹を見ながらJA営農技術員が説明した。今後も5月に3回目のセミナーを実施して、並んで振興品目となる「コギク」についても説明予定。他品目との複合栽培にも向くとして、引き続き、花き生産者を増やし、育てていく考えだ。