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春の施設栽培アスパラガス最盛期 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 7, 2023 5:28:00 AM

JAみなみ信州は春に収穫する施設栽培のアスパラガスが出荷最盛期を迎えている。豊丘村の同JA総合集荷販売センターでは5日、管内全域から集まったおよそ1トンをJA職員が丁寧に検品作業し、中京方面の市場へ出荷した。
同JA営農部によると、今年は低温や大雪の影響で例年より生育が遅れていたが、その後の高温により生育が進み例年並みに追いついた。3月上旬から出荷が始まった春のアスパラガスは今後露地産が増え5月下旬まで出荷が続く予定。
JAみなみ信州産のアスパラガスは日持ちもよく夏場でも他産地に比べ色づきも良いと市場から高い評価を受けている。
同JA管内では現在190人の野菜部会アスパラガス専門部の部会員が出荷しているが、株の老木化などにより生産量の減少が課題。同JAでは株の改植や施設化をすすめるなど、生産力の維持拡大に取り組んでいる。
同JA営農部販売課の原征駿担当は「今年は大雪による施設の倒壊や生産コストの上昇により生産者にとって厳しい状況が続いている。JAもしっかりと販売し生産者へ還元していきたい。消費者には南信州産のアスパラを食べて応援してもらいたい」と意気込んだ。
同JA営農部農産課アスパラチーフの伊藤昭成主任は「南信州産春のアスパラガスは今が旬。やわらかく皮ごと食べられるのでぜひ多くの方に食べてもらいたい」と話した。
同JAではコンスタントに出荷が続きながら夏の出荷ピークを7月中旬頃迎え、今年度170トンの出荷を見込む。