県内JAの話題

凍霜害対策・春作業万全に | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 31, 2023 2:02:00 AM

JAグリーン長野果樹の生産部会は3月30日・31日、5会場で、春作業の講習会を開いた。凍霜害対策をはじめ、2023年度国庫・市単事業の補助事業の紹介、苗木の定植などについて営農技術員が説明。品質向上対策、生産振興・生産基盤拡大につなげる目的だ。
長野市篠ノ井の篠ノ井西部青果物流通センター会場には生産者6人が出席。現状の生育状況として、各品目とも1週間以上早く進み、凍霜害が懸念される年であることを営農技術員が伝えたうえで、凍霜害防止対策としてローソクカスを使用した燃焼法で実施上のポイントや注意点を説明。また、防霜ファンが稼働するか再チェックを行っておくこと、日々マスメディアによる気象情報や、当JAが「アグリネット(JA長野県農業情報サービス)」を通じて独自に提供する「気象観測情報」も随時確認し、低温が予測される日の凍霜害対策を講じるように求めた。生産者の一人は「早く進んでいると聞いて、凍霜害が不安。4月に雪が降った年も印象に残っているので、まずはできることはしたい」と話していた。
また、果樹の新植・改植や資材助成事業なども説明。JAでは事業利用について申請をサポートし、担い手の確保と、果樹産地の維持・拡大につなげる考えだ。