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ジュース用トマト播種始まる 取引先から増産要望 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 28, 2023 5:28:00 AM

JAあづみは23日、安曇野市堀金の烏川育苗センターで主要振興品目のひとつジュース用トマトの播種作業を行った。2023年度は1月中旬までに、注文のあった63戸の生産者に仮植苗18万9500本、定植苗2万7125本を配苗する予定だ。
JA管内では古くから盛んに栽培され、県内有数のジュース用トマト産地。23年度販売計画は前年対比約200万円増の1億5400万円、出荷計画は同比約80トン増の3120トンを目指す。高齢化の影響で生産量が減っているものの消費者の健康志向は堅調にあり、取引先からは出荷量増量を要望されている。
作業初日はJA営農指導員や烏川体験農場の会員ら7人が播種機で育苗トレーに一粒ずつ種をまいた。
種をまき終わった育苗トレーは、気温30℃に保った出芽室で1.5~2日間ほど置いた後、10℃以下にならないよう温度管理されたハウスで20日ほど育苗し、4月中旬に仮植苗、5月上旬には定植苗をそれぞれ配苗する。
JA堀金地域営農センターの小林幸営農指導員は「高品質で反収がとれる丈夫な苗に育つよう、温度管理や水くれを丁寧に行いたい」と意気込んだ。