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防除を徹底/ユーカリ栽培講習会 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 24, 2023 4:24:00 AM

JA佐久浅間は年間を通して需要があり、低コストで作業負担が少なく導入しやすい品目としてユーカリの生産を振興している。2015年から試験栽培を始め、23年度は新規栽培者が3人加わり、全体で約110人が栽培。10月から出荷が本格化し、12月中旬まで約30万本出荷を目指す。
ユーカリは、オーストラリアなどに広く分布するフトモモ科ユーカリ属の総称で、日当たりが良く、排水が良い場所を好む。近年は、ブライダルやクリスマスリース、生け花などの花材として需要が高く、幅広い用途で使われる。5月から6月に定植し、9月下旬から12月上旬にかけて収穫する。鳥獣害を受けにくいことから、中山間地域の耕作放棄地対策としても期待されている。
JAでは3月16日、管内4カ所でユーカリ栽培講習会を開き、新規栽培者ら約60人が参加。JA担当者が育苗や定植、病害虫防除などを説明。
JA営農経済部花卉果樹振興センターの阿部知史係は「ユーカリは葉と枝を販売するもの。斑点などの病気が出てしまうと商品価値が無くなってしまう。基本は予防ということを心掛けて管理してほしい」とアドバイスした。
JAは今後も圃場巡回などを通じて生産者を支援し、生産振興に取り組む方針だ。