JAあづみ夏秋いちご部会は16日、安曇野市堀金のプロパンセンターで2022年度の通常総会を開いた。部会員やJA役職員約30人が参加、22年度事業報告や23年度事業計画など4議案を審議し、決定した。
業務部の荷村健治部会長があいさつで「取引関係者との情報共有や販売推進会議、アザミウマなどの病害虫対策勉強会を開くなど事業目標達成に向け積極的に取り組みたい」と意気込みを述べた。
22年度夏秋いちごの販売金額は前年対比11%減の3億1509万円だった。生育初期の低温による株養成の抑制や不受精果の発生、病害虫による被害果の発生もあり規格外品が増加する一方で出荷量は減少する厳しい年となった。
23年度事業計画では販売計画を3億8459万円とし、部会員全員が目標出荷量を達成できるよう、個人の反収の底上げを図るなど重点事項を掲げた。また、22年に引き続き市場・実需ニーズを的確にとらえた出荷をするため市場向けの市場出荷部と食品企業などと取引する業務出荷部の2本立てで対応し、高品質な夏秋いちごを多くの実需者に届けられる産地を目指す。
二村恵常務理事は「高品質ないちごを数量出荷するため、栽培技術などを研鑽しながら部会員が一丸となり事業計画に取り組んでいただきたい」と期待を寄せた。