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2023年度帰農塾開講 今年度なしコースを新設 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 20, 2023 1:12:00 AM

JAみなみ信州と長野県農業農村支援センターが行う帰農塾は9日、飯田市追手町の長野県飯田合同庁舎で2023年度帰農塾開講式を行った。同塾は農業経営に取り組みたい人が必要な基礎知識や作物の栽培方法を学び、直売所出荷を目指すなど地域農業の担い手となるよう育成支援することを目的としている。今年度は52人が受講し、2008年から始まった同塾ではこれまでにおよそ800人が受講してきた。
同塾では受講者全員を対象にした基礎講座とりんご、柿、きゅうり、アスパラガス、ミニ・中玉トマト、今年から新設したなしの6コースから専門講座を選択する。最近ではすでに農業をしているが改めて基本を学びたいと受講する人も増え、今年度は30代から80代の幅広い世代が受講する。受講者は「3年目の受講だが、毎年学べることが違う。基本を確認しながら自分の農業に活かしていきたい」という人や「退職して農業を本格的にやりたいと思って基本を学びに来た」という人など目的は様々。
同JA営農部の岡田喜昭部長は「専門の技術員が講師となるのでわからないことは遠慮なく質問して知識を深めてほしい。帰農塾をしっかり活用し、それぞれの農業を高めていただきたい」と話した。
この日は開講式のあと各専門コースの講師と顔合わせをすると、第1回基礎講座「農薬の適正使用」を行い、今年度の講座がスタートした。