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春堀品の出荷を要請 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 20, 2023 1:19:00 AM

JAグリーン長野野菜部会根菜専門部は3月16日、長野市松代町のサンホールマツシロで「ながいも生産販売検討会」を開いた。長芋の「春堀」最盛期に合わせ、さらなる出荷要請、次期作に向けた栽培課題への対策の確認等を通じ、生産意欲の拡大と産地の意思結集につなげることが目的。生産者25人とJA職員、長野農業農村支援センター、JA全農長野、地元市場が出席した。
生産振興対策では、JA販売担当とJA全農長野担当が管内出荷状況と、他産地情勢を説明。JA販売担当によると、令和3年産¥は、形状や肥大が良くない芋も見受けられ、出荷量が減少し、前年比販売数量が82.3%とやや低調に推移していることを報告。改めて数量の確実な確保へ、「春堀」品の出荷を求めた。また、販売単価は前年比103%となっていることも含め、改めてJAへの出荷と、今後の作付け拡大を求めた。上原幸治根菜専門長は「長芋は掘ってみないとわからないことがあるが、なんとか自然災害に遭わずにいい芋を出荷したい」と話すとともに、「高齢化で生産者の減少が懸念されるが、若い人たちも入ってきているので、その人たちが続けていかれるよう、産地を維持していきたい」と話した。
検討会では、長野農業農村支援センター普及員から長芋の「栽培と対策について」をテーマに、課題となる「長芋ウイルス対策」、種芋やほ場内での土壌・虫害対策法について指導を受けた。
当JA管内の長芋の春掘りは、2月末からスタート。出荷に加え、種芋の確保も行いながら、4月30日頃まで収穫が続く見込み。令和5年度は370トンの出荷をめざしている。