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今年度最後のグリーンファームカレッジ開く | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Dec 28, 2022 6:27:00 AM

JA信州うえだ営農経済部生産資材課が開く、今年度のグリーンファームカレッジは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、講習会自体は6回中止したが、地元の(株)上田ケーブルビジョンが放送するテレビ番組として、収録した講義が放送されたため、完全に中止となったことは一度もなかった。また、コロナ下で初めての試みとして、ウエブ会議ツールの「ZOOM」を用いたオンライン参加を併用し講習会を行った。ウエブ会議の画像が見やすく理解しやすいように説明や質問を復唱したり、カメラアングルに工夫を凝らした結果、参加者からは想定以上に好評だった。
同生産資材課は12月24日、上田市国分のJAグリーンファーム中央店で、今年度最後となる16回目の講習会を開いた。実参加とオンライン参加を併用し、果樹の剪定について講習を行った。会場はグリーンファーム中央店が12人、ウエブ会場となったJA本所が6人、同じく東御市田中のラ・ヴェリテが7人で計25人の地域住民が参加した。
この講習会は、家庭用果樹に関する相談の中で「剪定がよくわからない」という悩みが多かったことから、剪定の基礎や考え方について、知ってもらうことを目的とした。
この日は、剪定のイメージをできるだけ具体化するため、リンゴとウメの大きな枝を会場内に用意し、JA営農指導部の坂口拓矢営農技術員が講義を行った。
約30分で基礎講習を終了し、その後1時間ほど質問を受け付けた。
各会場からは、梨、クルミ、キウイフルーツ、ブルーベリー、サクランボ、銀杏など、参加者が栽培している品目について具体的な質問が出た。技術員は品目ごとの特性と剪定のコツについて、丁寧に説明した。
また、技術員が使用している剪定ばさみや鋸など、おすすめの剪定道具も紹介した。
参加者は「質問の時間を長くとってもらい、丁寧に説明してもらってよかった」「さっそく剪定に活かしたい」と好評だった。一方で「果樹の品目ごとに、もっと詳しい説明が聞きたかった」との声も多かった。
同生産資材課は、2023年度もグリーンファームカレッジを開講する予定、2月に受講募集を開始する。