JA信州諏訪女性部諏訪市ブロックと女性大学院は12月27日、諏訪市の本所で正月花用花材の配布を行った。20人が1セットずつ注文。自宅で生け花を楽しみ、正月を迎える準備を整える。
JAは毎年この時期に、講師を招いて正月花のアレンジメント講習会を行っている。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で各種講習会を中止しているため、花材の配布のみを行うこととなった。
この日は、志茂フラワーカンパニーの矢崎久美子さんの協力で、正月によく用いられる松や葉ボタン、南天のほか、アルストロメリア、丸菊など9品目を花束の状態で用意。鉢・オアシスとセットにして参加者に受け渡した。矢崎さんによると、アレンジメントはこの時期、1カ月間ほど楽しめるという。
参加者は、会場にある見本のアレンジメントをじっくり眺めたり、写真を撮ったりして完成形をイメージしていた。
同大学院を受講する女性(75)は「昨年に引き続き今年も購入した。コロナが収まり、皆で交流できる1年になることを願って生けたい」と話した。