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農業に手厚い支援を 営農懇談会開催 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Dec 26, 2022 5:32:00 AM

JAグリーン長野営農部は12月7日から20日まで、管内93会場で「営農懇談会」を開いた。総勢1,118人とJA役職員が出席。2023年度のJAの農業振興計画、肥料・農薬・果実袋の早期予約制度「年間特別予約」やJAの農業支援策の説明、また、国の事業「肥料価格高騰対策」の案内を主目的に、JA営農技術員が説明し、質疑応答した。
このうち、肥料価格高騰対策については、JAが生産資材価格高騰対策本部を設置し支援策について検討を重ねていること、また、今年度大幅に値あがった「秋肥料」の価格について、予約注文品についてはJAで価格を補てんし、従来の予約注文価格で提供したことを報告。2023年度生産に向けた予約注文価格については、値上げせざるを得なかったものの、早期に仕入れ対応等と価格交渉によって、可能な限り価格低減をはかった。また、振興品目に使われる使用頻度の高い品目を「重点品目」として、価格抑制を図ったことも含め、予約注文を案内した。
出席した組合員からは、国の肥料価格高騰対策についてや、栽培技術に関すること、土壌分析診断、また、産地の方向性について質問が上がり、営農技術員が回答。長野市松代町のJA松代支所管内の営農懇談会に出席した栗林和洋組合長は「出荷資材や燃料が上がる中で、何とか農家の皆さんに農業を続けていただけるように、JAでできる限りの支援をしてまいりたい」と表明し、営農継続を求めた。
JAでは生産者組合員から寄せられた声を内部で共有し、課題については改善し、生産者への手厚い支援に努めていきたい考えだ。