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小玉スイカ栽培講習会/夏場の収益性確保につなげる | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Dec 23, 2022 1:57:00 AM

JA信州諏訪営農部は12月16~19日、管内のJA施設で「小玉スイカ栽培講習会」を開いた。4会場で組合員ら計39人が参加。令和4年度の生産・販売経過、栽培管理方法を説明。夏場の新たな農業収入源として作付けを提案した。
小玉スイカは、夏場の高温下でも栽培が可能で核家族の増加による需要が見込める品目。JAは2022年度から、組合員に栽培を推奨している。座学でのセミナーを2回、同部で試験栽培を行うほ場での現地指導会を4回開いて情報を共有。同年度は市場出荷、直売所出荷を行った。
第1会場の原村地域農業研修センターには、15人が参加した。同部農業振興センターの柳澤輝佳課長代理が2022年度、試験栽培ほ場で行ったマルチ張りから定植、摘芯、整枝、交配、収穫までを振り返り、各作業工程や注意点を説明。小玉スイカは生長するとツルが長くなるので、定植時にツルを延ばす方向を確認し、充分なスペースを確保しておくことをアドバイスした。
2023年度は5月20日頃に定植し、需要の高いお盆頃までに出荷開始をめざす。
茅野市の伊藤央人さん(42)は「まずは小規模で栽培を始めたいと思っている。夏場の収益性確保につながればうれしい」と期待を込めた。
講習後、参加者に苗の注文書を配布した。注文者には2023年5月19日前後に希望分を配布する予定だ。