JA松本ハイランド野菜部会スイートコーン専門部は12月8日、松本市のグリンパルを起点に全4会場をオンラインで結び、スイートコーン栽培講習会を開催し、生産者75人が参加した。
栽培講習会では同JA担当者が令和4年度の生産経過と実績について報告を行った。令和4年度は6月に観測史上1位となる最高気温を記録するなど高温と乾燥状態が続いたことで不稔やしなび果などを心配されたが、出荷前の目揃会にて注意喚起を行い、生産者のたゆまぬ努力によって同JA産は高品質な出荷ができたことから、市場の引き合いが高くバイヤーから指名買いが多くあったことを報告した。
令和5年度の生産販売指針では、引き続き高品質な出荷を目指すために干ばつ時における潅水の実施、品種に応じた適期収穫を行うことを確認した。
同部会の山本貴明専門部長は「生産資材の高騰など農業を取り巻く環境は厳しいものがあるが、少しでもこの講習会が部会員のためになればうれしい」と話した。