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土壌分析を容易に | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Dec 13, 2022 6:20:00 AM

JAグリーン長野青壮年部野菜専門部は12月9日、長野市篠ノ井の東部青果物流通センター会議室で、「土壌分析装置」の検討会を開いた。野菜栽培に取り組む生産者8人とJA職員が出席。エア・ウォーター・バイオデザイン(株)担当者から土壌分析装置「EW‐THA1J」の製品概要や使い方の説明を受けた。
検討会は、専門部員の大澤雄一さんが発売当初より興味を持ち、10月に幕張で開催された農業Weekで、メーカー担当者に出張説明を依頼したことがきっかけ。若手農家が集まる同部専門部員の研修として企画した。
機械は、6項目を約14分で診断できるもの。農閑期に集中し結果の受け取りまでに時間がかかりがちな土壌分析診断を、「いつでも」「短時間」で簡単にでき、電子データで分析結果を確認でき、結果にあった肥料の施用まで確認できる。実際に稼働した機械を確認し、部員からは、費用面や耐用年数、可能な分析回数、機能面など様々な質問が寄せられた。部員は「思い立った時にやって、結果がすぐにもらえるのが良いと思った」「果樹というより、野菜や米などの1年生の作物を育てる人にとっては特に有効」「一人で購入するのは難しいが、生産者みんなで購入すれば、活用していけるのではないか」などと感想や案を寄せていた。大澤さんは、「まずは生産者が利用したいと思ってもらい、JAにも提案しながら、共同購入等も視野に入れていければ良い」と話した。
青壮年部の作物別専門部では、今後も生産者の希望に基づき、スマート農業や最新機械等の導入検討の機会を設け、若手生産者の経営規模拡大、手取りの向上につなげていきたい考え。