JAみなみ信州上郷支所は23日、飯田市上郷の同支所に隣接するJAパーク高松店駐車場で同JA座光寺事業所と合同で収穫祭を行った。同支所の収穫祭は、長芋やもち米などの地元産農産物の販売が毎年人気。同支所ではコロナ禍の2年間も農産物の販売は継続して開催してきた。この日も雨が降る中、開催時間前から農産物を買い求める客でにぎわった。
同収穫祭りで販売する長芋は同地区の柏原野菜倶楽部が遊休農地を活用して作る柏原産長芋。もち米は上黒田そば生産組合がつくるもち米「満月」で、同支所職員が毎年田植えや収穫など手伝い交流している。この地域でしか手に入らない農産物とあって、販売開始とともに目当ての農産物を求めて列をつくった。
長芋を購入した女性は「毎年ここで長芋を買うのが楽しみ。すり初めは柏原産と決めている。今年もいろいろな料理にアレンジして楽しみたい」と笑顔で話した。
同支所の新井利彦支所長は「農産物の販売はお客さんが楽しみにしてくださっている収穫祭の目玉。このコロナ禍でも活動を止めずに生産してくださった皆さんに感謝している。今年も多くの方の笑顔が見られてうれしい。これからも地域の皆さんの協力をいただきながら地域を盛り上げていきたい」と話した。