JAあづみは4日、安曇野市堀金のJA広域営農センターで、コープながのと合同で、飢餓に苦しむ西アフリカ・マリ共和国へ送る国際協力田支援米の発送式を開いた。
コープながの中南信地区の組合員家族や同JA理事、JA職員ら約20人が参加。参加者は、米袋に山や笑顔のイラスト、現地の言葉でメッセージを書くなど支援米を送り出す準備をした。
同JAはコープながのと連携し、JA長野県グループが展開する「国際協力田運動」に取り組み、20年目となる。この運動は、アフリカの食料不足に対する支援に加え、参加する子どもたちといっしょに世界の貧困や食料・農業について学ぶことを目的としている。
約10アールの国際協力田を管理するJAの北林明彦理事は「私たちの作ったお米が現地の子どもたちに食べてもらえて、成長に繋がってくれたら嬉しい」と話した。
小学6年生の女の子は「お米を美味しく食べてもらいたい。飢餓がなくなってほしい。」と願いを込めた。
支援米570キロは12月上旬、長野市のJA集荷施設へ発送する。1月中旬には県下全体の出発式が行われ、支援米は約2万キロの船旅を経て3月中に現地に届けられる。