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永続的な安曇野の農業テーマに懇談 意見吸い上げ次年度に反映 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Dec 5, 2022 12:27:00 AM

JAあづみ農政協議会は12月1日、安曇野市堀金の広域営農センターで次世代を担う農業者との懇談会を開いた。
就農5年以内の担い手農家やJA役職員ら約30人が参加、「永続的な安曇野の農業」をテーマに約2時間懇談した。JAは食料・農業・農村基本法の見直しなどの農政報告やJA独自の資材高騰対策について説明した。
千國茂組合長は「今まで通りで存続できるほど甘くない時代に突入している。生産現場もJAも変わらない選択肢はない。そんな視点で様々なご意見をいただきたい」と挨拶を述べた。
懇談会は、地域農業の中核的な役割を果たす担い手農家から農業現場の課題や問題点、JAが進める農業振興策などについての意見を吸い上げ、次年度以降の事業計画に反映させることが目的。
定年退職後に就農した担い手農家からは「定年帰農者や定年新規就農者にスポットを当てた支援策を考えてみてはどうか」という意見や(1)出荷資材の見直し(2)リンゴの消費宣伝(3)経営移譲の円滑なサポート体制構築(4)新規就農時のサポートなどについての要望が寄せられた。
JAからは11月30日の理事会で決定した独自の肥料(単肥・化学肥料・配合肥料)・飼料の資材高騰対策特別支援などについて説明。農業生産資材コストの急激な高騰により農業経営の悪化が懸念されることから緊急的なJA独自の支援策により生産者をバックアップする。
参加した農家は、「JAにしか出来ない支援や政策を実践し、安曇野で農業がしたいという人を増やすとともに困った時は力になっていただきたい」と期待を寄せた。