JAグリーン長野と長野市篠ノ井有旅の生産者による「有旅ビュウーりんごオーナー実行委員会」は11月19日・20日、「りんごオーナー」の収穫体験を行った。今年は86組86本の予約が全国各地から集まり、オーナーは2園の生産者が手塩にかけた「サンふじ」の収穫を体験した。
このうち、19日、田島敬久さんの園では、午前9時からオーナーの収穫体験の受入を開始。新型コロナウイルス対策として時間をずらしながら来園したオーナーが、田島さんから脚立や収穫かごを借り、収穫の楽しさや苦労を体験していた。関東(千葉・東京)から一家4世代で訪れたリピーターは、「なかなか体験できないことを、毎年経験させてもらっている。スーパーで買うよりも美味しくて、3歳の息子はここのりんごが一番好き」と喜んだ。田島さんは「日々の管理をとにかく大切にして、反省点はあるものの収穫を迎えることができた。自分もこのりんご園があるから健康を保つことができているので、収穫に来てくれるのはありがたい」と話した。
JAによると、今年は、やや生育が遅れたものの、玉肥大・着色も順調。オーナー園でも、園主の適正な管理により、1本あたりの着果にバラツキなく仕上がった。今後も実行委員の生産者と連携しながら、オーナー園の継続につなげたい考え。